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人間性が試される力作

※ネタバレ注意
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不死者としてとある世界に呼び戻された主人公。
この物語の主役として選ばれた主人公が出会う人々と交流し、殺し、世界を作っていく物語。

某フロムソフトウェアのあの作品にタイトルが酷似している所から分かる通り、あの作品をオマージュして作られたゲームです。
主人公が不死者となり、この世界を渡り世界の謎を解いていくお話です。
そしてただ某Soul作品をオマージュしたってだけではなく、非常によく練られている世界観がこのゲームの魅力。

この物語の世界では「童話」をメインに描かれており、
「ヘンゼルとグレーテル」「シンデレラ」「マッチ売りの少女」など童話に関連するキャラクター達が登場してきます。
童話の中の世界では穏やかな世界もありつつなんですが、
この世界では生きるためのソウルが枯渇しておりソウルがないと人は「魔獣」へと変化してしまうそんな世界観。
既に世界の人々はほとんどが魔獣へと変化しており、生きている人も人を騙して生き続けている人物が多かったり。
そういった世界の中で主人公は人との共存を望むか、それとも殺して自分の糧にするか、自由に選択ができる作品です。
世界観的にはかなりダークで、こいつは信じられる人なのか?と疑いが晴れない非常に狂気に満ちている作品ですね。

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スタートはちょっと特殊な所から始まりますがまず最初に与えられる拠点から本編が始まります。
拠点では自身の強化、仲間にしたキャラとの交流、奴隷にしたキャラの管理などが行える場所。
この拠点で身支度を済まし自由に各地へと向かっていく感じですね。
各地には種火と呼ばれる瞬間移動装置も存在しているので新しいマップに着いたときにはまずはこれを見つける事。
元ネタをプレイした事ある人なら非常にプレイ感覚も似ているのでもう色々とテンション上がってきますね。
ついでにNPCは全て殺害可能。男の場合は殺害、女の場合はその場で即座に犯して牢獄送りにすることも可能。

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フィールドはシンボルエンカウントですがちょっと特殊なエンカウント形式。
全ての敵が自由にうじゃうじゃ動いているわけではなく、近づくと敵が主人公へと向かってきます。
これはなんていうかもう凄く意識されて作ってる感があって見えない所からイキナリ敵が出てきたりこの場所だったりね。
フィールド部分はツクールRPGながら非常に元ネタらしい感覚を味わえて細かな作り込みが光る。

戦闘は素早さの数値によって行動順が変わるバトル。
それ以外は割りとオーソドックスですが、主人公には「パリィ」「回避」などの特殊行動が備わっています。
パリィを行うとそのターンの間に敵が通常攻撃をしてきた場合はその攻撃を回避し必ず会心攻撃が出せる行動。
回避は必中攻撃以外の全ての行動を回避出来るもの。

この2つの行動が非常に強く、敵に合わせて行動するとかなり有利な戦闘を行えます。
「心の折れる難易度かもしれない」と紹介にはありますが、戦闘の難易度自体はそんなには高くはないかなと。
序盤は少しつらいかもですが、魔獣を倒してソウルをレベルに変換していけば中盤辺りからは結構サクサク。

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「心が折れる」って部分で言うと難易度よりもやはりイベント関連が狂気で満ちている。
童話の中のキャラクター達が続々登場してくるんですが、既に魔獣に変化していたりと精神が崩壊しているキャラもぞろぞろ。
このパトラッシュイベントもこの後の展開がもう目に見えるようなピンピンしたパトラッシュの図体のデカさ。
他にも魔獣に変化した巨人が女どもを犯していたり、娼婦街も全ての女が見てられないような姿に変化していたり。
主人公が無理やり女の子を犯した後には目の前で首を掻っ切って自殺する子なんてのも居ます。
全体的にかなりダークな世界ですので、そういうのに耐性がないと少し心が折れてしまうのかもしれない。

そして主人公の行動やイベント進行状況によって変化が現れるのも面白い所。
捕らえられている女の子をまーあとでいっかと放置してそういや・・・と思って向かうと既にその子は魔獣へと変化していたり、
仲間にしたキャラクターも悪行を繰り返しているとその姿に恐怖したのかいつの間にか自殺していたり。
常に油断が出来ない世界で、つい出会った人物を放置していると大体良いことなんて起きません。

こういったダークな世界観が魅力的で、新しい場所へと出向くのは非常にワクワクするRPGです。
まともなキャラは数えられるぐらいしか居ないので、ダークファンタジーな世界が好みの方は一度プレイしてみて欲しい。
うわぁ・・・マジか・・・なイベントも多いですが妙に魅力のある世界を楽しめます。

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狂気に満ちた世界ながらも生き残ってるヒロインも道中では登場してきます。
女の子の数は全部で12人存在しており、襲われている所などを救うと仲間に加わる事も。
仲間に加わった後は戦闘に召喚も可能で、ソウルを注ぎ込んでレベルを上げて戦闘をより有利に進める事もできます。

エロは仲間に加わるキャラとのソウル注ぎ込みシーン、
または仲間にせずレイプして牢獄に閉じ込めて奴隷にするシーンなど。
絵柄としてはかなり特徴的な絵柄ですが、シチュやテキスト部分は実際そんなに悪くはない。
抜ける絵柄な感じではないですが雰囲気自体は悪くないのでこの世界の一つの癒やしとして。

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仲間に加わる8人のキャラには最初のセックスイベント、ソウル注ぎ込み前戯系、そしてホテルでの本気セックスなども。
シーンの数は全部で66とかなり多いのでイベントは幅広く楽しめるかと。
ただ回想を全て埋めるのは結構大変。
仲間に加わるキャラは逆にレイプして牢獄へ閉じ込める事も可能なので分岐が幾つか存在しています。
セーブデータもシステムファイルに保存される事はないので実質周回必須。
自力で全ての回想を埋めるのはかなり苦労するのである程度妥協して進めるのが良いのかも(Cクリア後に全開放追加される)

▼クリア
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エンディングはヒロイン達と迎えるAエンド、条件も特に無いBエンド、そしてこの世界の仕組みが明かされるCエンドの3つ。
初見でまずプレイした際は多分Bエンドになるかと思います。
周回プレイも実装されていますのでまず普通にBエンドクリアした後に周回でAエンド見てから最後にCエンドがオススメかな。

大体全ルートコンプしてのクリア時間が9時間ほど。
ゲームプレイとしては狂気に満ち溢れたこの世界を渡り歩くのは非常に面白かったです。
次はどんな童話の狂ったキャラが出て来るのか、どんなヒロインが出てくるのか、ワクワクしながら遊べました。
主人公の行動によっての変化も多かったので周回プレイもまた新たな一面も見れて新鮮に楽しめましたね。

そして最後のCエンドは必見。
通常のBエンドではかなりサクッと終わってしまいこの世界の全貌がまだ一切見えません。
Cエンドをクリアすることで主人公についても色々明かされますので是非最後までプレイして欲しい。
R-18だからこそ出来るこの死と隣り合わせの世界観、ダークファンタジーに興味のある方は是非!

BLACKSOUL 攻略メモ

お馴染み走り書きメモ。
イベントが進むことで各地にも変化が現れますので、
その変化を楽しむのも一つとして初見プレイの際はまず何も見ないでプレイするのが推奨ですね。
いつの間にかイベントが進んで居なくなっていたり死んでいたりと多いゲームですがそれがまた一興。
条件としてはAエンドが少し注意が必要ぐらいですのでAエンドを見たい場合はヒロイン捕獲に注意する事。
ヒロインの死亡する条件も多く、まだまだちょっとした小ネタも多いので何かありましたらコメントくだされ。
また今度追加アップデートもあるようなので、今後の展開も楽しみですね!

▼DLサイト(18禁)

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