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すっかりプレイするのを忘れていたノベルゲーのお話でもしますか

※ネタバレ注意
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商業エロゲのジャンルながらもロープライスかつ高品質のゲームを制作しているωstar。
去年の夏頃パッケ版が発売されたので少し前にはなるんですが、そういや買ってたなって事で今更ながらプレイ。

元々自分は商業エロゲを全くプレイしてこなかった人ですがノベルゲーでは唯一メーカー買いしているこのシリーズ。
前作「神が造りたもうた少女たち」の世界観にハマり、一作目二作目と全ての作品をプレイして今やもう出たら買う姿勢。
価格が安く買いやすいってのもあるんですがそれ故にボリュームも丁度良く、かつ魅力的な絵柄、そして独特な世界観が特徴。

シリーズモノながらそれぞれ独立した物語が描かれ、
一作目は吸血鬼がヒロインだったり三作目では近未来のSFがテーマになっていたり。
ただの抜きゲーってだけでなくシナリオも楽しめるシリーズでロープライスながらも内容が濃い作品です。

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四作目となる本作「罪と罰の少女」は珍しく超常現象などがない割りとリアル寄りな舞台。
一年前に自宅が火事に見舞われ母親を亡くし、双子の弟有摩は精神的な理由で入院生活を送っていた。
そんな中ある程度落ち着きを取り戻した頃に姉有莉が有摩を迎え、共に暮らす生活が始まっていく。

キャラクターとしては内気な少年の主人公有摩くんなんですが、とにかく姉の事を溺愛している弟。
その溺愛っぷりは常軌を逸しており、姉に近づくものは何が何でも排除しようとする性格。
更に有摩の容姿も姉と瓜二つの見た目で、姉から盗んだウィッグを被れば自分の中に有莉をイメージして妄想にふける男の子。

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しかしそれも仕方がない、ウィッグを被れば女の子にしか見えない可愛さの有摩くん。
物語としては共に暮す生活から始まり、なんやかんやありながら有莉の通う女子校に女装して通う事になります。
女装しながらも共に相手の事を想いながら、学園生活を通し少しずつ関係を築いていく。
ここまでは割りと普通な近親相姦モノストーリーではあるんですが、とにかく異様な空気感が漂っているのが今作の特徴。

有摩は毎日謎の「日課」を欠かさず行っており、有莉と共に暮らしていた父親は何故か妙に有摩の事だけを憎んでいる。
物語を通してこの独特な不気味さが見れ隠れし、次第に作品のテーマである狂気の一面が表れていく。
背徳感のある「近親相姦」から生まれゆく危なっかしい二人の関係。
サイコサスペンスのような不気味な雰囲気が特徴的で、物語としても中々に引き込まれるストーリーですね。

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イベントシーンとしては基本的には有摩が受け身なイベントが多い。
有莉パンツオナニーしている所がバレて関係が始まっていくので、お姉ちゃん側から有摩に対して仕掛けていく。
お姉ちゃんだからと上の立場から有摩にちょっかいを出し、最初の内はからかいながら関係を深めていきます。

テーマとしては「近親相姦」がメインにあるので最初は有莉自身まだ少し兄弟という関係を捨てきれずにいる。
しかし一度肌を重ねてからは有莉も次第に素直になり、そして甘えだす頃にはとてつもなく可愛くなるお姉ちゃん。
学校の中でも、友達と一緒にいるときでも、有莉がしたいと思ったら発情した表情で有摩を連れ出しいちゃいちゃいちゃいちゃ。
過去作同様相思相愛になるとどんどん可愛さが増していくんで姉ゲー好きなら安心安全のクオリティ。

サブキャラクターとのエロイベントもありますがサブキャラのエロは割りと物語のアクセントとしてあるぐらいのポジ。
時にはドスケベ教師のBBAに逆レイプされたりなんかもありますがやっぱり本命は有莉お姉ちゃん。
正直有摩は有莉の事が好き過ぎるのでサブキャラクターとのエロは物語を盛り上げる要素の一つに過ぎなかったかも。

▼ちゅっちゅアニメ



エロシーンは相変わらずクオリティ抜群でした。
アニメーション部分も作品を重ねる毎にパワーアップし、本番でのイベントも5つ程アニメーションイベント。
シリーズ通してエロシーンでは淫語バリバリでしたが今作の有莉は割りと控えめだったかな。
その分お姉ちゃん言葉が多く責められたりもするので、ちょっと意地悪なお姉ちゃん好きにはたまらん内容。

作品の趣向の時点で「近親相姦」「女装主人公」「狂気」という正直万人向けではない今作。
ただテーマとしては重いながらも鬱ゲーのような暗さはなく、テキスト自体は非常に読みやすかった。
昔流行ったような鬱過ぎるシナリオのようにはならず、行き過ぎた愛の形の「狂気さ」があくまでメイン。
常に不穏な空気感を醸し出しながらも着々と関係を深め合い、そして最後に明かされる真相。
過去作よりもテーマは少し重めですがそれでも相変わらずいちゃいちゃっぷりは満載で有莉お姉ちゃんがタイプなら安定。

しかしトゥルーエンドはぶっちゃけ納得出来るようなエンディングではないので、まーなんというかね。
真相が明かされていく場面は非常に良かったんですが罪の重さを感じてない奴がのうのうと生きているので好き嫌いはありそう。
まぁそれでもトゥルーエンドには有摩と有莉の妊娠ボテ腹セックスもあるので、
シリーズとしては純愛を通して幸せに終えられたのは良かったんじゃないかな!
真相に関しては先に知ってしまうとくっそつまんなくなってしまうのでプレイ前はあまり調べすぎないのをオススメします。

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物語部分でも色々とありましたが有莉お姉ちゃんのちょい責め系は好き者としては満足満足。
ロープライスながら今作もエロとシナリオ両方楽しめて安定のωstarでしたね。
とにかく愛されたい系の人は個人的にはやっぱり三作目がピカイチなんですが、
ちょっと癖のあるシナリオを楽しみたい方は四作目の「罪と罰の少女」も中々悪くなかった作品だったと思う。

しかしシリーズとしては蓮華との関係が地味に動きそうなんですが今後どうなるんでしょうかね。
正直まだシリーズとして続くなら見たくはないんですがでもやっぱり気になってしまう本編外の部分。
「シリーズ大詰めの四作目」な今作だったので次回の五作目、発展するのかそれともまだ続くのか次も楽しみっすね!

▼DLサイト(18禁)
 

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