
こういうゲーム好きなんよ~
※ネタバレ注意

山賊のおかしらが主人公のシミュレーションRPGです。
かなりSRPGとしては本格的な作りで、発売されてからクオリティの高さに感服なSRPGstudioをベースにした作品。
その制作ツールからも多くの改良がなされており、バランスやUI等々非常に遊びやすい作品です。
特にSRPGというジャンルで言うと経験者や未経験者とでは見方も変わりますが、難易度設定も全四段階用意されている。
初めての方でもそうでない方でも入りやすいそんな仕上がりになっております。
ストーリーとしては主人公からしてもうバンデッド。
SRPGの有名な「ファイアーエムブレム」のような世界観で、逆に主人公が序盤に登場する山賊側。
なので敵となるのが王国側、騎士や貴族といった歴史のある相手を敵として迎え撃ちます。
何故そんな大きな戦いに巻き込まれるかというと、ストーリーの序盤でおかしらがある「お宝」を入手してしまいます。
そしてそのお宝の正体は「相手の精神を支配できる」というまさかの超特大級マジックアイテム。
このアイテムを巡って騎士団に追われながらも逆に利用して精神を乗っ取り反撃していく、そんなストーリーですね。

勿論山賊側なので最初のメンツはひじょーに山賊らしいキャラ達が主役。
でも安心して下さい、女の子がいなくても倒して洗脳すれば良いのです。
この3人についても過去の出来事がストーリーに関係してもくるので意外と愛着も湧いてくるんだけどね。
主人公のおかしらは頭のキレるキャラで、山賊らしくない冷静さを見せつつ山賊らしい残虐さも見せるそんな男。
何事に対しても決断力が早いのでこの男にならついていけると思わせる中々のやり手ですね。
主人公としては非常に頼れる男なので何故山賊になったのか、今後の展開が気になるキャラクター。

さて本編。
章は全部で14章+外伝9章の全23章。
外伝への突入は何かをしなくちゃ外伝が見れない、という事はあまりなさそうで章クリア後の「交流」を見れば大体は突入可能。
作戦開始前には「打ち合わせ」を見る事でどういった流れになるかはある程度把握出来ます。
このマップは「逃げる事を優先する」「この章で○ターンかけると次の外伝はターン数が減っていく」などなど。
事前情報を把握することで今後の作戦を優位に進められる作りになっていますので割りとユーザーフレンドリーかなと。
援軍などイキナリ湧いてくる事もありはしますが比較的SRPGユーザーからしたら理不尽さはないと思います。
イキナリ登場遠距離バサークバーン!などはまだないですが一番難しい難易度「ガチンコ」ではそういうのもあるのかも・・・?
作戦としてはまさに山賊らしい立ち回りを見せてくれます。
例えばとある女に協力する「救出任務」。
正規軍の場合普通は勿論救出してクリアーするのが目的ですが、山賊なのでそんなに関係なしに殺す事も可能です。
「何に対しても縛られる必要はない」と教えてくれるおかしらだからこそこういった行動が可能で、とにかく皆殺しも出来ちゃう。
村に襲う任務もあり、家を荒らす事で金品を奪ったり逃げ出す人々を容赦なく殺して糧とする。


メインストーリー中では女の子キャラクターがそれぞれ登場してきます。
この女の子たちは撃破することで捕虜としてGETでき、そしてお宝の能力によって催眠状態で山賊軍へと加入します。
なのでとにかく出てくる女の子は撃破するのを優先し、特定のキャラで説得する要素としては男キャラ加入時のみ。
大体男キャラもおかしらが説得すれば加入しますので特に難しい参加条件はなさそうですね。
そして前作プレイ済みな方はわかると思いますが、前作キャラクターが多く登場します。
この世界は前作「ボクのために戦って負けて犯されて!?」のその後の世界で、勿論前作主人公ピックルも登場。
前作ではあまり喋らなかったピックルですが、今作はサブキャラなのでまさに本性の見える立ち回りをするゲスっぷり。
初登場時には相変わらずの事やってますし、前作未プレイの方はどんなキャラなのか楽しみにしてみてると面白いと思います。
その後の世界なので前作キャラクター達は「あの記憶」もあるようで、キャラによっては引きずっている描写もちらほら。
ただ前作プレイ必須でもないので知らなくても特には問題はないですね。逆に知らない人のが新鮮かもしれない。


一応SRPG要素も。
マップは全ユニットを動かすと相手も動くターン制でキャンセルボタンを押すと全敵の行動範囲も見れる仕組み。
難易度「ソクヌキ」「シッカリ」はいつでもセーブ可能で、「ギリギリ」は3ターンごと、「ガチンコ」はセーブ不可。
その他にも難易度によって変化はありますが自分は難易度「ギリギリ」でプレイしてますので難易度についてはその辺で。
追記:マップ中でのセーブはターン開始時の誰もユニットを動かしていない状態のみ可能
ユニットの特性としては「剣」「斧」「槍」の3すくみはなく、武器の特性によって弱点を突けます。
例えばよくある「弓」については特性に「飛行特化」がついており、飛行の敵に対して有効なダメージを与えられる。
何に対して強く何に対して弱いではなく、この武器には特化効果が付いているという部分を見ればOK。
特殊ユニットとしては「騎馬」と「棍」を扱う重戦士。
「騎馬」ユニットは「移動距離分攻撃力がプラス」されます。
「棍」の特徴は「動かない場合重さ分攻撃力がプラス」されます。
敵も勿論この特性がありますので、この2つの性能を理解するのが攻略の鍵となる部分でもありますね。
ユニットの成長はランダム成長。
キャラによって上がりやすい部分などあると思いますがあくまで%なので例えるならFE成長ですね。
めっちゃ上がる事もあったり一つも上がらない事もあったりこれはもう運。
ただ成長率をあげられる特殊アイテムも存在はしているのでお気に入りのキャラを伸ばす事も可能。
難易度「ギリギリ」では相手の動きをしっかり見ていないと危機に陥る難易度。
敵の能力と自分側の能力とで開きはあまりないので油断してると落ちそうになる事はしばしば。
マップによっては相手に追いかけられるステージなどもありますので危機感もありつつ遊べますね。
全体的に回避を主体とするのが難しい作りですので、どちらかと言えば近距離キャラは脳筋が割りと有利。
騎馬の突撃にも注意しながら、どのステージも違いがある面白いステージ構成にはなっていますね。

さてエロシーン。
エロシーンは捕獲後のシーンが1つメイン。
相手を倒して自分のモノにするシチュで、凌辱することで相手の心を折りに掛かる。
相手の心が折れた時にお宝の催眠効果が発動しユニットとして加入します。
ただこの催眠効果は女に「味方であると植え付ける催眠」なので悪堕ちというような効果ではないです。
あくまでまず凌辱、恥辱を与えるエロイベントが発生し、その後は少し後にもう一つのイベントが発生していく。
加入後の催眠シチュはクラスチェンジ後に発生するようなのでまだ自分も見れていないです。
女キャラは程よく登場するので凌辱イベント自体は程よく発生しますがやはりじっくりプレイするのが必要となりますね。
まぁそれでも相手をねじ伏せて凌辱するシチュエーションはいい感じに士気が高まります。
催眠シチュに関してはまた後日。

現在三勇者の一人リュシィを捕獲し騎士団から逃げ隣国へと向かってる中盤辺り。
ストーリーとしてはおかしらめっちゃ頼りになる男っぷり。
戦力としても序盤のお助けキャラポジとして要所要所で一人で出張ったりも可能でマジこの人何者なん・・・
更にピックルも登場してきたことで作戦にもゲス要素が加えられ話としては非常に面白いですね。
山賊は山賊でも無理はせずしっかりと作戦を立てて村を襲ったり物資を整えていくので中々にやり慣れてる感。
無茶をするバカな山賊ではないですがあくまで「山賊」という立場を意識されているので
正義ではない逆の立場こそなシナリオをしっかりと楽しめますね。
SRPG要素もまだまだ中盤、これから終盤に向けて強力な魔術集団など出てきそうな気もするので色々今度も楽しみ。
▼DLサイト(18禁)


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