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前作から5・・・5年半!?という衝撃

※ネタバレ注意
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前作「逆転FF7 性戯の逆転」が発売されはや5年半。
もう続編が作られる事はないだろうと思っていたらまさかの続編が発売されました。

FF7のキャラクターを主軸に、ギャグやエロ要素満載にしつつ逆転裁判を楽しめる一つで二度おいしい本作。
元ネタである逆転裁判の内容をパロっているゲームで、元ネタの雰囲気をそのままに再現。
逆転裁判をプレイしたことある人なら笑える要素が多く、うまくFF7のキャラクターを絡ませたそんな作品です。

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さて本作ですが続編ということで前作「逆転FF7 性戯の逆転」のその後のお話になっております。
ただ前作プレイ必須ってわけでもなく、プレイしているとちょくちょく出てくるネタも軽くわかる程度。
前作はコルネオの一件のみと軽い一本でしたので、初めてプレイする方はまず今作からってのでも全然良いと思います。

そんな今作ですが前作にはなかった「探偵パート」が追加されました。
事件発生から身辺地区への聞き込み、そして事件発生場所などの調査などですね。
このパートが加わった事で弁護士としての仕事が増え、グッと原作に近い雰囲気になっていますね。

忘れてましたが主人公は弁護士クラウド。
クラウドのキャラクターはFF基準というよりはどちらかと言えば逆転裁判基準。
初期のナルホドくんに近い設定で近しい人物が事件に関わったり等、なんだかんだで巻き込まれていく主人公。
FFのクラウドのようなクールなイメージは全くないのでキャラのイメージとしてはFFの印象は薄めです。
しかし設定はFFの設定を濃く引き継いでおり、事件に関わる「神裸カンパニー」が今作は大きなポイントになってきます。
事件の内容や登場キャラはFF7、作品の大まかな部分は逆転裁判、そんな二つが一緒くたになった作品ですね。

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主な流れとしては
事件発生→調査パートで証拠を集める→裁判パート と一連の流れで進行していく。
今作は4つのシナリオが収録されているので前作以上にボリュームは増え、より深く一つの事件から大きく広がっていきます。

特徴としては見て分かる通りエロ要素、ギャグ要素がふんだんに盛り込まれています。
証拠品を集める段階で既に大人のおもちゃが出てきたりと関係なさそうな証拠も法廷では有効に働いていく。
登場するキャラ、サイバンチョのバレットや検事のセフィロス共々中々の変態キャラなのでギャグ要素は結構強め。
それでも事件の内容としては意外としっかりしていて、そのエロ要素も事件解決の一つとなる重要なファクターであったり。

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裁判中では証人や被告人が証言を行い、一つ一つの解に対してゆさぶりをかけ「矛盾」を見つけていく。
この辺は元ネタである逆転裁判をプレイしたことある人ならすんなり入れる内容で再現率は非常に高い。
集めた証拠品の内容と照らし合わせ、何か矛盾している事を発していたらそれに対して証拠品をつきつけていきます。
前作にはなかった部分としても新たな要素としてフラッシュ推理なども追加されました。
これは追いつめられた時に今まで集めたパーツで答えを導き出していく要素でこれまた元ネタらしい逆転要素も。
回答に関しては間違えても特にデメリットはないので難易度としては非常に易しい作りですね。

そして時には被告人の発している言葉に対してそれが事実なのか「再現」を行う場面もあり、
法廷中でも関係なしにエロシーンへと移行していく。

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登場するFF7のキャラクターはエアリス、ティファ、ユフィ、マリン、イリーナ、ジェシーの6人。
この作品全てに言える事ですがFFのキャライメージとはあまり関係ないのでそれぞれがもう特徴ありあり。

例えばエアリスに関しては元弁護人で、とある事件をきっかけに辞め今はクラウドが働いている弁護士事務所の上司。
弁護士としての仕事もあまりないので街では「花売り」もしながらクラウドの精処理にも付き合ってくれているそんなキャラ。
ティファは普段大人しそうな雰囲気を出しながらも実は見られる事に興奮を覚える子で法廷では大胆な行動も。
ユフィは事ある毎に事件に関わってくるキャラでお仕置きされ要因、後にティファとある意味でも「親友関係」に。

今回初登場となるマリンは最初の事件をきっかけにクラウドの助手となり共に成長し、
事件に大きく関わってくるタークスの新人イリーナは処女、そして地味ながらも警備員として事件に巻き込まれるジェシー。

この女の子達がそれぞれ被告人として法廷に立ちながら(エアリス以外)その場で様々な変態行為を要求されます。
本当に何も隠し持っていないのか?本当に処女なのか?なら確かめないと。
この資料にあるサイズは信憑性に欠ける?なら確かめないと。
証拠品が不十分でないならそれを実際に使ってみる必要があるので仕方ないね。

イベントシーンは全部で12シーン。
イベント内容としては斬新で楽しめながらもしっかりエロくはあるんですが、1シーンのボリュームはかなり短め。
言うなれば大体10~クリックで1シーンを終えてしまうのでじっくり味わうには向かないかなと。
法廷中では色々エロ要素が関係してくるんでプレイ中はエロ要素満載ではあるんですがシーンボリュームで見るとやはり少ない。
作品全体通してのエロとしては一つのポイントになっているのでエロゲらしくはあるんですが、
さぁエロシーンだ!というまさに本番のイベントでは内容も短く「使える」という点でいうとやはり物足りなさは残る。

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1話、2話は前作のような軽い事件から始まり、
3話から大きく「過去」に関係する事件へと変わり4話で全ての事件が解決する。
マリンの登場でサイバチョであるバレットに関係する事、エアリスやセフィロスの過去、そして神裸カンパニー。
話の展開としても元ネタである逆転裁判のような見せ方をしつつ、
FF7の内容をしっかり加えて熱く盛り上がっていくシナリオは単純に楽しめました。
クラウドの多重人格に関しても何故こうなったのかもちゃんと明かされていくので思ったよりしっかりしてましたね。
登場人物がそんなに多くはないので黒幕がわかりすぎるってのもありましたが裁判パート含めて良く作られていたかなと思う。

本編中に盛り込まれているギャグ要素もFF寄りというより逆転裁判寄りと見れば好きな人ならガッチリ楽しめるかと。
パロ要素もそれなりに多く含まれているゲームではありますが、元ネタが好きな人は一度プレイしてみて欲しいですね。

ただやっぱり肝心のエロ。
ギャグ要素を注視しすぎててもっとエロシーンもしっかり描写して欲しかったって部分は正直ある。
手に取りやすい同人ゲームとしてはシーン数もそんなに多くはないのに値も少し張るのでエロ部分を求めている人は厳しいかも。
それでもパロゲー好き、元ネタ好きな方ならFF7とうまく合わせた部分に笑いながらも楽しめるゲームではあると思うので、
興味が出た方は体験版から是非遊んでみてくだされ。

▼DLサイト(18禁)
 

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