ohuda001

誘惑されてしまうシチュに興味のある方は何も言わずまずプレイして欲しい作品

※ネタバレ注意
ohuda002

人と妖魔が争うことなく共に暮らす事を望む見習い僧侶の「白念」。
まだ未熟なゆえ、妖魔と戦う術を持たない白念は自身の理想を叶えるため
妖魔退治のスペシャリスト「大明海」に弟子入りをするべく妖魔の住まう山奥へと向かう。
しかしそこで出会ってしまう妖魔の数々、そしてその者たちを統べる「鬼婆」。
果たして白念は誘惑される事なく無事妖魔と心を交わす事ができるかだろうか、そんな物語。

昔話「三枚のお札」をベースに新たな解釈を混ぜ合わせた作品です。
一応元ネタがある作品ですが知ってても知らなくても特には問題なくオリジナル要素も盛り沢山。
非常に価格が安いのも特徴ですが、一切手抜きはなくボリュームも申し分ない出来。
一難去ってまた一難、まだ続くのか!?とプレイしてると思えてしまうボリューム。
シナリオも非常によく纏まっており、常に誘惑してくる妖魔達の邪念を振り払って逃げ続けていく作品です。

ohuda003ohuda004

ゲームの進行としてはとにかく「逃げる」のが目的。
白念に対し色んな妖魔が誘惑をしかけ、それを振り払いて進んでいく。

フィールドでのエンカウント形式はシンボルエンカウント。
ただ妖魔が出現するポイントは結構道が狭い事もあり、エンカウントはそれなりに発生します。
避けられない場所が比較的多めなので戦闘自体はそこそこの頻度。
ギミックもそれぞれの場所で色々あり、触れてしまうと強制的に妖魔へと引き寄せられてしまう場所、
進むヒントを得られる変わりに誘惑されてしまう要素、など色々場所によって様々な答えが存在する。
妖魔によって時には誘惑される事もあるのでただ単にフィールドを進む部分でも緊迫感もあり楽しませてくれますね。

ohuda005

さて敵と接触するとバトルへ。
戦闘システムが独特な作りで、大明海が残した「三枚の札」を有効活用し妖魔から逃げ続けます。
あくまで妖魔を傷つける事はしない白念なので戦闘での目的はとにかく「逃げる」。

行動は「逃げる」「札を使う」「休息」「道具を使う」の4つが選択出来ます。
逃げるを選択すると妖魔と距離を離す事が出来、一定距離離すと戦闘に勝利(逃げる)する事ができる。
これが戦闘での一番の目的ですね。
ただ勿論妖魔は何もしない事はないので何かと行動を起こしてきます。
そこで重要となるのが「札の使用」。

札は口を塞ぐ効果、腕を拘束する効果、足を拘束する効果の三つの効果が存在します。
各所を塞げばその部位の使う技は無効化出来、足を拘束すれば距離を詰められる事もなくなる(一部例外あり)
いっそ全て封印する事も可能なんですが「一定時間経つと札の効果は消えてしまいます」。
更に札の効果が消えると怒って特殊な行動をする上、封印する箇所が増える度札の消える効果がより縮んでしまいます。
なので極力怒る事を避けるため、「厄介な場所を一箇所だけ封印する」のが一番のポイント。

厄介な場所を見つけるには非戦闘員の妖魔からヒントを得たり一度食らってみたり。
一つの妖魔でも進むと様々なタイプが出て来るのでその妖魔に合った弱点を見つけましょう。
特に一番厄介なのが「状態異常」で、魅了などの行動不能効果を受けると何も出来ずハメられてしまいます。
なのでその行動不能系状態異常が合った場合その箇所は初手で絶対封印しましょう。
後は行動に必要な気力の管理も、50以下になってしまうと休息しても5しか回復できなくなるので気力の回復も余裕を持って。
焦って何も考えず「逃げ続ける」のが一番の悪手なので、冷静に対処するのが逃げる上で一番の勝ち筋です。

ohuda007

更に戦闘中では一度接近を許してしまうと拘束バトルへと切り替わります。
拘束バトルでも同じように厄介な場所を封じるのがポイントですが、接近すると精が吸い取られてしまいます。
精を全て失ってしまうとそのまま本番まで突入してしまうのでなんとか危機を脱し逃げれるよう努力。
時には「大技」を繰り出す場合も(後半では非接触時でも)ありますが大技は一度溜めがあるのでそこを塞げばOK。
何かと冷静な対処が求められますので焦ることはないよう注意してバトルをこなしていきましょう。

ohuda006ohuda009

出現する妖魔の数は全部で5種類。
ただ1つの妖魔の中でもキャラの個性が変化し、多く存在するザコ系の3種はパターンが存在しています。
狐で言うと弱い狐、上級狐、へべれけ狐、誘惑してくる色狐、そしてボス嫁狐と5種類も存在していたり。
1つ取っても責められの種類が非常に多く、色々なパターンでねっとり誘惑され搾られていく。
変わらないパターンも存在しますが基本絵も大体1種類2,3枚はあるのでつい誘惑されてみたり
イベントシーン含めて搾られシチュは全部で20種類ぐらいありますね、基本絵も多い。

シーン中での行為は右上に♡マークが出現し、それだけ段階的に搾られるのでパターンによっては非常に濃厚なシチュも。
基本は逆レイプ系で始まり、言葉責めで罵倒されたり女性上位に性を搾られてしまったり。
しかしメインとしては誘惑され心は拒否し続けるものの段々魅了されそのまま欲望の底へ堕ちてしまうシチュ。
妖魔の力による抗えない魅力というのが濃く表現されており、一度掛かってしまうともう逃れられない。
逆レイプによる搾られ、そして魅了され快楽に抗えなくなってしまう白念。
パターンも豊富な上1つ1つのシーンがしっかり丁寧に描写されていますのでいつも以上に誘惑に負けてしまいました。
責められたい、誘惑されたい人ならパターンも多く用意されていますので好きな方はかなり楽しめるかと。

ちなみに妖魔に関してですが基本は人型を保っており人外要素はそこまで高すぎる事もない。
肌の色が黄、青、赤、と少し特殊ですが最初の狐ちゃんがOKならその後も大丈夫な気はする。
2番目に出てくる子は触手をまとっていたり3番目の子はねとねとタイプですがもんむす系が苦手でなければ。
主人公の白念はかわいい。狐ボスのイベントシーンでは少しおっぱいあるように見え・・・?

ohuda010

クリア時間はだいたい5時間程度。
シナリオとしても非常に魅力的な作品で、白念の理想と妖魔の性質、
互いに相まみえられないながらも最後まで誘惑に耐え続け次第に心動かされていく妖魔達。
「鬼婆」との関係もまた色々と変わっていくので最後までプレイすると一段と魅力が増した作品でしたね。
最初は狐ちゃんで終わるのかな~と思いきやまだまだ続きますので是非最後までプレイしていただきたい。
ラストバトルを見ないなんてもったいない!

しかしやはりプレイする上で少しテンポの悪さはある。
妖魔が出現するフィールドでは一本道に停滞している事も多く、必ず戦闘を行わなくてはいけない場所が多くあります。
戦闘のところでも書いたとおり「ただ逃げるだけ」では確実に負けてしまうので1戦1戦が少し重いです。
逃げても詰められて~回復しても詰められて~などがあると雑魚戦でも地味に苦戦しますし、
少し油断してしまうと魅了ハメでそのまま死亡なんて事も多々あるので何かと油断が出来ない。
そうなってくると悪循環にハマって投げ出してしまう人もいるかもなので頻度はもう少し減らしても良かった気も。
雰囲気重視な作りで会話ウェイトも少しありますので全体的にせっかちな人だとイラっとしてしまうかも。

それでもストーリー展開の作りの良さ、
そして負けてしまった際の搾られシチュは非常に魅力的ですので道中負けながらも頑張った暁には満足感もひとしお。
しかもこれまさかの100円ゲーですからね、いやー安すぎなんで何かのついでにでも是非プレイしましょう!!

▼クリア後
ohuda011

クリア後には後日談をプレイ可能で回想ルームもこちらに設置されています。
今までのイベント発生シーンなどもしっかり収録されていますので全てのイベントは閲覧可能。
更に少しネタバレですがクリア後によるそれぞれのボスキャラとのらぶらぶシチュも用意されています。
後日談は後日談でまたちょっとした展開が続きますので、是非最後まで余すことなくしゃぶり尽くしてくださいませ。

▼DLサイト(18禁)

タグ